どうもTORAです。
生成AIの話をブログで書くと、だいたい仕事の話になります。効率化、調べもの、コード。僕もそればかり書いているので人のことは言えないんですが。
で、この間、まったく役に立たないことをやっていました。自分のプロフィール写真を1枚渡して、「高級な日本のメンズファッション誌の表紙にして」と頼んだ、それだけの話です。

元にしたのは、ごく普通のプロフィール写真です。

服装からポーズ、背景、日本語の見出しのタイポグラフィまで、雑誌のレイアウトごと組み直されて出てきます。加工というより、この人物をファッション誌の世界に翻訳させている感じに近い。自分で言うのもあれですが、思っていたよりよくできました。
やることは、画像1枚とプロンプト1本
手順としては単純で、写真を1枚アップロードして、下のプロンプトを一緒に渡すだけです。今回はChatGPTの画像生成、Image 2.0で作りました。
添付した画像を唯一の情報源として読み取り、その人物・ブランドの雰囲気、活動、価値観、専門性、温度感、世界観を、高級感のある日本のメンズファッション誌の表紙として再構成した、完成度の高い縦長グラフィックビジュアルを1枚生成してください。
添付画像は、
・セルフィー
・プロフィール写真
・SNSプロフィール画面
・SNS投稿のスクリーンショット
・ブランドや活動を象徴する画像
など、どのような画像でも構いません。
ただし、元画像そのものを単純に再現・加工するのではなく、
そこから読み取れる人物像やブランド人格を、
「ラグジュアリーな日本のファッション誌の表紙」
へ翻訳してください。
目指す完成形は、
・高級メンズファッション誌
・百貨店キャンペーンビジュアル
・ラグジュアリーブランド広告
・日本の編集的ファッションカルチャー誌
の中間にあるような、
洗練されていて、
人間味があり、
色気があり、
知性のある1枚
です。
最重要コンセプト
画面の中心には、
この人物・ブランドの思想や世界観を身体化した、
圧倒的にファッショナブルな人物1人
を配置してください。
単なるモデルではなく、
元画像から読み取った人物・ブランドの人格を、
・服
・姿勢
・表情
・身体の角度
・髪型
・小物
・存在感
として可視化してください。
元画像に本人写真がある場合は、
顔立ち、年齢感、髪型、眼鏡などの特徴をある程度維持しながら、
高級ファッション広告の人物へと再構成してください。
人物の外見が明確に読み取れない場合は、
実在本人だと誤認させる再現ではなく、
そのブランド人格を象徴する架空のファッションモデルとして構成してください。
人物は、
・知性
・余裕
・洗練
・少しの色気
・少しの遊び
・仕事ができそうな雰囲気
・都会性
・編集的センス
を感じさせてください。
ファッションは非常に重要です。
普通の会社員、
無難なオフィスカジュアル、
白シャツ+黒パンツ、
普通のスーツ姿にはしないでください。
東京の高感度なファッション誌、
百貨店キャンペーン、
セレクトショップ、
ラグジュアリーブランド広告
に登場する人物をイメージしてください。
服装は、
・シルエット
・レイヤード
・素材感
・丈
・靴
・バッグ
・アクセサリー
・髪型
まで含めて高度にスタイリングしてください。
少し意外だが、
実際に真似したくなるレベルの服装を目指してください。
人物は真正面に棒立ちさせないでください。
・少し身体をひねる
・片脚へ重心を置く
・視線を外す
・歩き出す直前
・画面を斜めに横切る
・自然にポケットへ手を入れる
など、
ファッション誌らしい自然で少し大胆な身体表現を持たせてください。
腕組み、
ガッツポーズ、
指差し、
営業スマイル、
PCを持って笑うポーズ
は禁止です。
写真表現は、
high-end Japanese fashion editorial photography
premium commercial photography
realistic anatomy
natural skin texture
sophisticated styling
editorial body language
crisp fabric detail
luxury campaign quality
を目指してください。
構図は縦長の雑誌表紙。
大胆な非対称構成にしてください。
必須要素:
1.
画面上部に、
巨大な英字の誌名級タイポグラフィ。
1語または短い英字タイトルにし、
画面幅いっぱいに大胆に配置してください。
2.
人物の左右どちらかに、
強い日本語の縦組み見出しを1本。
短く、力のあるコピーにしてください。
3.
周囲に小さな補助コピーや情報ブロック。
元画像から事実として確認できない、
・肩書き
・実績
・数字
・会社名
・職業
などは創作しないでください。
事実が読み取れない場合は、
・知性
・都市
・余裕
・美学
・仕事
・文化
・スタイル
などをテーマにした、
編集的な短いコピーを使用してください。
4.
主役となる人物1人。
中央固定ではなく、
やや左右へ振ってください。
背景は、
画像から感じる象徴的なカラーを1色選び、
強い色面として全面に使用してください。
基本構成は、
メインカラー 70〜85%
白 10〜25%
黒または濃色 5〜15%
程度。
ベージュ、
汚れたグレー、
曖昧なグラデーションは避けてください。
タイポグラフィは非常に重要です。
英字:
bold sans serif
condensed grotesk
luxury magazine masthead typography
editorial cover typography
日本語:
太く骨格のあるゴシック体、
または非常に洗練された明朝体。
文字サイズのジャンプ率を大きくしてください。
・巨大な英字
・大きな日本語見出し
・小さな補助コピー
の3階層を明確にしてください。
また、
空港サイン計画や都市の路線図のニュアンスを、
ごく控えめに取り入れてください。
・細い線
・小さな丸
・接続線
・座標
・誘導線
などを編集的なアクセントとして使ってください。
ただし、
路線図そのものが主役にならないようにしてください。
全体は、
clean
crisp
high contrast
editorial
premium print feel
slightly tactile paper texture
の質感。
実際に印刷された、
高級日本ファッション誌の表紙のようにしてください。
避けるもの:
・SNS画面の再現
・プロフィールカード
・UIデザイン
・Canvaテンプレート感
・企業資料風
・普通の会社員
・通販モデル
・ストックフォト
・AI美男美女感
・過剰な笑顔
・過剰な美肌補正
・不自然な手足
・派手すぎる配色
・安っぽいグラデーション
・情報過多
・路線図の入れすぎ
最終的に、
小さく見ても一瞬で、
1. 主役人物
2. 巨大な英字
3. 強い背景色
4. 日本語見出し
が認識できる、
本物の高級メンズファッション誌の表紙のような1枚
を生成してください。
Aspect ratio: 3:4
Language: Japanese
High-resolution luxury fashion magazine cover
Premium Japanese editorial campaign quality
「〜しない」を書いておくのが効く
このプロンプト、けっこうな分量を「やらないでほしいこと」に使っています。棒立ちにしない、AIっぽい美男美女にしない、あたりです。
ここが実はいちばん効くところで、「オシャレにして」だけだとどこかで見たようなAI広告の画像になります。白シャツの爽やかな男性が、微妙に整いすぎた顔で笑っているやつ。あれ、なんで全部同じ顔になるんですかね。
指定がないところは無難な方に寄っていくんじゃないかなあ、と思っています。仕事でAIにコードを書かせているときも、「こう書け」を積むより「これはやるな」を書いた方が結果が安定する場面が多い気がします。
同じプロンプトを他のAIにも投げてみた
せっかくなので、GeminiとGrokにも同じものを渡してみました。
〔Gemini版〕

Geminiは明るい自然光で、大きい見出しはちゃんと日本語になっています。ただ小さいリード文をよく見ると結構崩れていて、遠目には雑誌なのに近寄ると読めない。
〔Grok版〕

Grokは黒背景のスタジオに振ってきました。同じ指示なのにこんなに変わるんだ、というのが正直な感想です。しかも文字も崩れていない。文字数を絞って大きく置く構成にしたのが効いているのかもしれませんが、小さい方の文字まで全部読めます。
自分の写真じゃなくてもいける
自撮りでも、SNSのプロフィール画像でも同じように遊べます。
顔がはっきり写っていないなら、本人を再現させるのではなく、そのアカウントの人格を表現した架空のモデルとして作らせる手もあります。こっちの方が振り切った絵が出るので、個人的にはむしろ好きです。
一回で決めようとしなくていいと思います。出てきたものを見て「もう少し洗練させて」と足すだけでも変わるので、気に入るまで何回か往復した方が楽しい。
仕事でAIを使っているときは、出力が使えるかどうかしか見ていません。使い道のないものを作っているときの方が、気に入るまでやり直せる分、いろいろ気づくことがあった気がします。
