開発力をAIの仕組みに組み込めるエンジニアの価値

開発方法を描いた開いたノートから複数の作業へ広がる線を表した、自然光の写真調コンセプト画像。AI時代のエンジニアの価値。

どうもTORAです。

2025年から2026年にかけて、本当にかなりの人がAIを当たり前に使うようになりました。この流れは、これからも加速していくだろうと思っています。

そうなると出てくるのが、ITエンジニアの価値はこれからどうなっていくんだ、という話なんですよね。

僕はシステム開発の業界にいて、自分でもAIをゴリゴリ使っています。その立場から2026年10月の今見えている予想を言うと、ITエンジニアの仕事は、今のところなくならないと思います。まだあと数年は。優秀なエンジニアは必要であり続けると思うし、需要もずっとある気がします。

ただ、全員が同じように残るとは思っていません。半端なエンジニアは淘汰されてしまうと思います。ちゃんとしたスキルが身についていなくて、システムやアプリを開発する方法論もろくに学んでいない。そういう人たちです。

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裾野が広いんですよね

これはシステム業界に限らないと思うんですけど、人材のレベルって本当に幅があります。

システムエンジニアやプログラマーとして本当にやる気あるの?と思ってしまうくらい、何も学んでいない人も正直たくさんいます。

一方で、すごい人もちゃんといます。日々新しい情報をキャッチアップして、自分でもいろいろ試して経験とスキルを積んで、しかも現場でもしっかり仕事をしている。そうやって知識と経験を磨き上げて、力をつけている人です。

ただ、僕が現場で見ている範囲では、そういう人はめちゃくちゃ少数です。そこまで届いていない人のほうが、ずっと多い。

そういう人たちの仕事は、いらなくなると思います。AIで十分なので。

ハーネスを組めるか

なんでそう思うかというと、ちゃんとした開発スキルがある人は、自分が分かっている開発のやり方をAIに渡せるからです。

AIへの指示(インストラクション)をきちんと組んで、繰り返し使ってほしい手順や知識を、AI用の「スキル」としてまとめておく。ここでいうスキルは人の能力のことではなく、AIに読ませておく手順と知識のまとまりのことです。そこまで整えておけば、同じやり方を複数のAIエージェントに渡して並列で動かし、たくさんの機能をどんどん作らせることができます。

こういう指示や手順に、AIに作業を実行させて結果を確かめる仕組みまで含めて、AIを仕事で動かすために組んだ一式がハーネスです。

もともとちゃんとした開発スキルのある人たちがAIをしっかり学んで、こうやって動かし始めると、スキルが足りないまま作業を受けているエンジニアは、どんどん不要になってしまいます。これが近々起きるんじゃないかなと僕は思っています。

なので、今ちゃんとしたスキルを身につけている人は、やっぱりAIを学んでいくと、エンジニアとしての市場価値をどんどん上げられると思います。

しかも、ただ「AI使えます」と一人で使うところで止まらずに、自分が持っているスキルや開発の方法論をハーネスとして組み立てるところまで踏み込めると、もっと先があります。そのハーネスがあれば、あまりスキルがない人もその恩恵でバフを受けて、相対的に生産性が上がる。そこまでできる人は、市場としての価値がかなり高くなると思います。

これからスキルを身につけていく段階の人、IT業界に入ったばかりの人や若手のエンジニアは、本当に必死に勉強しないと、たぶん仕事がなくなると思います。必死に勉強しつつ、人当たりよくいろいろな仕事を受けてやっていかないと、生き残れないんじゃないかなと。

いつまでも一線にいられるわけじゃない

とはいえ僕自身は、一緒に働く若手の社員を、当然しっかり育てていこうと思っています。

これからより厳しくなるというのもあるし、今一線で活躍しているちゃんとしたスキルのあるエンジニアだって、いつまでも生きてるわけでもないので。次の世代は、育てなきゃいけないものは育てなきゃいけないんですよね。

ただ、育てるといっても、今は現場で得られる経験値がなかなか薄くなってきています。

昔みたいに、デスマーチの中で命を削りながら経験を積み上げる、という戦い方はもうできません。だから本当に自分自身でしっかりスキルをつけて学んでいくことを、強い意志を持ってやっていかないと、なかなか生き残れない時代になってきてしまっているかなと思います。

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この記事を書いた人

40代、IT業界20年弱。システム開発の仕事をしています。AIや開発、仕事やキャリアの話を中心に、ギター、音楽、革靴、デニム、腕時計など趣味のことも書きます。

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