どうもTORAです。
2025年は、面白そうなAIサービスを見つけると、かなりいろいろ試していました。
リサーチ系、資料作成系、画像生成系と、どれも実際に有料で使った時期があります。
でも2026年になって見直したら、全部やめていました。
その一方で、ClaudeはMaxにして、ChatGPTも上位プランへ変えています。AIへの課金を減らしたわけではありません。いろいろなサービスへ分散していたお金が、普段使うものへ寄ってきた、という方が近いです。
そんな中で、専用ツールなのに1年近く使い続けているものがひとつあります。
Aqua Voiceです。話した言葉を文字にして入力してくれる、音声入力のサービスです。
きっかけは、AIを使うほど入力が面倒になったこと
Aqua Voiceを使い始めたのは、2025年の秋頃です。
最初に知ったのは、Xだったと思います。フォローしている人や、AI系の発信者が動画の中で音声入力を使っていて、「あれ、何を使ってるんだろう」と気になったんですよね。それがAqua Voiceでした。
当時から僕はAIをかなり使っていたんですが、使えば使うほど入力が面倒になっていました。
出先でiPhoneをフリック入力する。家に帰って、ベッドでゴロゴロしながらAIと壁打ちする。そのたびに長い文章を手で打つのが、もう本当に億劫だったんです。
何かないかなと思ってたどり着いたのが、音声入力でした。
一番大きいのは、IT用語の変換精度
Aqua Voiceを使い続けている一番の理由は、IT系の技術用語をかなりきれいに変換してくれることです。
Aqua Voice、iPhone、Git、VS Code、AWS、Aurora。
こういう言葉を普通に日本語の中へ混ぜて話しても、誤変換が少ない。システム開発の話をするときに、いちいち変換し直すストレスがかなり減りました。
Aqua Voiceは、Avalonという独自の音声認識モデルを使っています。公式ガイドでは、コードやAI用語、製品名など、一般的な音声認識が間違えやすい言葉を重視したモデルと説明されています。僕自身が1年近く使ってきた感覚でも、ここは明確な強みだと思います。
正直、いろいろな機能を隅々まで使い倒しているわけではありません。
ただ、話した技術用語が普通に文字になる。
毎日使う道具としては、それがかなり大きいです。
ChatGPTだけなら困らない。でもClaudeとGeminiも使う
ChatGPTのiPhoneアプリに入っている音声入力も、日本語の認識精度はかなり高いと感じています。ChatGPTだけを使うなら、そのままでもあまり困らないと思います。
ただ、僕が使っているAIはChatGPTだけではありません。
Claudeも使うし、Geminiも使います。僕の感覚では、この2つの音声入力は、まだChatGPTほどストレスなく使えるわけではありません。変換がうまくいかなくて、「ああ、もう」となることがあります。
そこでAqua Voiceを使うと、同じ音声入力をChatGPT、Claude、Geminiで使えます。
特定のAIサービスの中に閉じた機能ではなく、入力するアプリをまたいで使える。ChatGPTが便利になってもAqua Voiceが残ったのは、ここが大きいです。
最初はPCだけだった。今はiPhoneでも使っている
使い始めた頃は、Aqua VoiceをPCで使っていました。
今は仕事用のPC、プライベートのMac mini、iPhoneで使っています。2026年4月にiPhone版が出てから、出先やベッドでAIと話すときもAqua Voiceを使えるようになりました。
僕が使っているのはProプランです。公式FAQによると、ひとつのProアカウントでデスクトップ版とiPhone版の両方を使えます。
2026年9月時点の公式料金ページでは、Pro料金は月払いが月10ドル、年払いが月8ドル相当(年96ドル)です。料金は変わる可能性があるので、契約前には公式サイトで確認してください。
メールは、もうほとんど喋って書いている
AIとの壁打ち以外でも使っています。
例えばメールです。
PCでGmailを開いて、Geminiに返信を書かせる。そのとき、完成した文章を音声入力するわけではありません。
「OKという感じで返信して」とか、「理解したけど、この点だけは気になると伝えて」とか。返信で伝えたいことの芯だけを、普通の話し言葉で入れます。
それをGeminiに文章へしてもらうと、僕の感覚では95点くらいの返信が出てきます。少し直せば送れるし、場合によってはそのままでも使える。
音声入力だけで全部を完成させるというより、Aqua Voiceで意図を素早く渡して、別のAIに文章を整えてもらう。
この組み合わせがかなり強力です。
タイピングでは、この速度は出ません。
ちなみに、この記事も、自分用に組んでいるAIアシスタント「Jarvis」に、Aqua Voiceで思ったことをそのまま話し、それを材料に下書きを作っています。キーボードで素材を書いたわけではありません。
Jarvisを作って動かし始めるところは「自分専用Jarvisを作る準備と基本の構築方法」に、Jarvisへ声で頼むやり方は、MacでAqua Voiceを使い始める流れも含めて「Jarvisに声で頼む」に書きました。AIチームとしてどう使っているかは、また別の記事で書こうと思います。
まったく困らないわけではない
ほとんどストレスなく使っていますが、妙に変換精度が悪いと感じる時間帯があります。
原因は分かっていません。時間帯によるものなのか、通信状況なのか、たまたま話した内容との相性なのか、裏取りはできていません。
普段はきれいに変換されるのに、「今日は妙に精度が悪いな」と感じることが、たまにあります。
ここは、原因が分かった話ではなく、1年近く使っていて感じたこととして書いておきます。
また、Aqua Voiceはクラウドで処理するサービスです。公式FAQによると、音声はクラウドで処理され、初期設定では文字起こし結果がモデル改善のために保持される場合があります。Privacy Modeを有効にすると保持されません。
会社や顧客の情報など、外部サービスへ入力してよいか判断が必要な内容については、勤務先のルールを確認した方がいいです。音声入力が便利かどうかと、その情報を入力してよいかどうかは分けて考える必要があります。
合わない人もいると思う
Aqua Voiceは有料です。
音声入力をほとんど使わない人、短い文章しか入力しない人、標準の音声入力で困っていない人なら、わざわざ費用をかける必要はないと思います。
あとは、タイピング自体が好きな人ですね。
僕もタイピングはできます。ただ、できるだけキーボードを打ちたくない。打てるけど面倒なんです。
AIと長く壁打ちする人、複数のAIを使う人、技術用語を含む指示を音声で入れたい人には、かなり便利な選択肢だと思います。
まず無料枠で、普段の作業に使ってみる
Aqua Voiceには、クレジットカードなしで試せる無料枠があります。2026年9月時点の公式料金ページでは1,000語まで試せます。
音声入力は、精度の数字だけを見ても自分に合うか分かりません。話し方、使う言葉、入力するアプリで体感が変わります。
試すなら、デモ用の文章ではなく、普段いちばん長く入力しているアプリで使ってみるのがいいと思います。
そこで入力が楽になるなら、有料で継続する意味がある。あまり変わらないなら、無理に増やす必要はありません。
このリンクから有料プランを契約すると、TORA BASEに紹介料が入ります。
このリンクから新規登録すると、有料プランの初月が10ドル割引になります。
AIサービスを減らして分かったこと
AIサービスは、新しい機能が出るたびに増やしていると、何にお金を払っているのか分からなくなります。
僕の場合、残ったのは全部入りのサービスだけではありませんでした。
ChatGPTやClaudeのように広く使うものと、Aqua Voiceのように、ひとつの作業を毎日置き換えるもの。この二種類に寄ってきています。
Aqua Voiceが誰にでも必要だとは思いません。
ただ、AIへ長い指示を入れることが多い人や、複数のアプリで文章を書く人なら、一度試してみる価値はあると思っています。
少なくとも僕の場合は、ほかのAIサービスを4つやめても、これは残りました。
