AIは正しく指摘していた

書棚のそばの低い木の台に、墨の線が並び一か所だけアンバー色の丸印が付いた紙と、開いた本が置かれた様子を表す概念CG。左に「AIは正しく指摘していた」の見出し。

どうもTORAです。

仕事でAIを使いながら開発をしていて、考えさせられることがありました。設計と実際の作りを照らし合わせる作業で、AIはある箇所に食い違いがあると指摘していたんです。ところが、その意味が十分に理解されないまま、誤りを残して作業が先へ進んでいました。

後の確認で問題が見つかりましたが、AIはすでに正しい指摘を出していました。今回は、AIの間違いを人が見抜けなかったという話ではなかったんですよね。正しいことが書かれていても、それを受け取るところで見落としが起きていました。

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文章としては読めるんですよ

AIの指摘は、日本語として読めます。設計と実際の作りに食い違いがある、と書いてあれば、何を指摘しているかは分かる。でも、それが何に影響して、どこをどう直せばいいのかまで理解するには、そのシステムの知識が要るんですよね。

設計の意図や、もともとの作りを知っていれば、見過ごせない指摘だと気づけることもある。そこの知識が足りないと、同じ文章を読んでも、どれくらい大事な話なのかが分からないまま通り過ぎてしまうことがあるんだと思います。

これは、ちゃんと読めばよかった、だけでは片づかない気がしています。文章を最後まで読んだとしても、その意味を判断するための知識が足りなければ、見落としは普通に起きる。AIが指摘を出してくれたことだけで、安心はできないんですよね。

概念図。「AIの指摘」から「受け取る」「意味を理解する」「仕事に反映」へ矢印でつながり、「意味を理解する」には下の「仕事の知識・スキル」から点線の補助線が伸びている。下に「指摘を読めても、意味を判断するには知識が要る」。
AIの指摘を仕事に反映するまでの関係(概念図)

勉強しなくてよくなったわけじゃない

AIが正しい答えを出してくれるなら、人が細かいことまで覚えたり、勉強したりする必要はなくなるんじゃないか。そういう見方もできますけど、今回の件で僕が感じたのは、目の前に正しいものが出ていても、それを使うにはこちらの知識が要るということでした。

AIに助けてもらえることは増えています。でも、自分が何も知らなくても、出てきたものを理解して使えるようになるわけではない。

AIの使い方を覚えることに加えて、自分がやっている仕事そのものの知識やスキルを身につけることも、怠っちゃいけないんですよね。僕も学び続けないといけないな、と改めて思いました。

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この記事を書いた人

40代、IT業界20年弱。システム開発の仕事をしています。AIや開発、仕事やキャリアの話を中心に、ギター、音楽、革靴、デニム、腕時計など趣味のことも書きます。

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